青少年に対する有害サイトを通じた被害の問題は後をたたないが、
このほど携帯電話サイトの健全性を審査する民間の自主規制団体、
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構は、
9月をめどに携帯コンテンツの18歳未満向け閲覧制限を緩和することを決定しました。
今までは少しでも有害情報が含まれればサイトを全面的にアクセス禁止としてきましたが、
今後は大人向けと青少年向けを明確に区別しているサイトは閲覧可能にするとのことです。
これにより、コミックやゲームなどの携帯コンテンツ市場の拡大につながりそうだと見られているようです。
当機構は、携帯電話サイト運営会社からの申請を受けて内容を審査し、
青少年向けかどうかを審査しています。
NTTドコモなどは、この機構の判断に基づき、アクセス制限対象とされたサイトは
閲覧できないようにしているとのことです。
今後は、あるサイトに出会い系やアダルト向けなどの情報が含まれていても、
青少年が大人向けには進めないようにしているなどの場合はアクセスを認めていくとのことで、
青少年はゲームやコミックなどを携帯電話経由で購入しやすくなり、
コンテンツ会社側もひとつのサイトで多様な情報を扱えるようになる見込みです。
どちらにしても、こういった機構がさらに監視体制を強め、
青少年が悲しい事件に巻き込まれることのないよう未然に防止していく必要があります。
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